先日、岐阜県にある伊吹山へ薬草採りツアーに参加してきました。
どうしてもこのツアーに参加したくて、
始発の電車と新幹線で向かいました。
古くから、伊吹山で採れる薬草を、
生活に取り入れて暮らしてきた旧春日村の方々。
ご高齢でお元気なかたが多いこの地区は、
長寿の村とされ、度々雑誌やテレビでとりあげられています。
自然の恩恵を受けながら、昔からの知恵を活かし、
薬草文化を継承してきた日本で唯一の地域。
現地の薬草名人の農家のおじいさんや、
薬剤師さんから、直接山で学ぶ和ハーブ講座は
私にとって本当に魅力的な実習でした。
和ハーブの特徴や、収穫法、その利用法など、
伊吹山に生息する280種のハーブのうち、十数種類を
実際に見てさわって、匂いをかいで、収穫して、
天ぷらなどにして食べて、本で読んだり、
写真で見るのとは全然違う体験でした。
旧春日村の方々は、各家庭で一年分の薬草を収穫し、
乾燥させて毎日のお茶として、
それからお風呂に入れて薬草風呂として利用しています。
もちろん、山菜とともに薬草を食卓で生で頂くこともあります。
今回収穫した、イブキジャコウソウ、ゲンノショウコ、トウキ、
ドクダミ、オトギリソウ、カキドオシ、
カワミドリ、イワタバコ、アマチャ、などなどは、
お土産に頂いて、自宅で乾燥させてみました。
どんな味のお茶になるのか楽しみです。
写真はその伊吹山和ハーブと、薬膳料理です。